海外に持っていくべきもの

海外で必要・あったら便利なアイテムを紹介します!

中学から使い続けて20年・・・

世界へツーツー

 

島国日本は、何年か前までは、

日本のことだけを考えればよかったような時代。

国内で起こったことは国内だけの解決で済んだ。

 

しかし、グローバル化した現代はそうもはいかない。

世界にシェアを広げた分、リスクは世界へと拡大する。

当然のことだ。

 

また、同時に日本で起こった出来事は、

海外のサイトで翻訳されたり、無数の人がつぶやいたりと

瞬く間に想像もしない僻地にまでも届いてしまう。

 

 

 

率な行いが度の傷に

先日の、神戸製鋼所のアルミ製品の性能データ改ざん問題で、

日経新聞はこのようなタイトルをつけた。

www.nikkei.com

 

自社のブランドを汚すだけならいいが、

日本という国全体の印象を良くない方向へと傾けた。

これはちょっと悪質というか、良心が傷まなかったのか

日本人である前に人としての行いに問題があると思う。

 

 

一つの軽い行動が世界からの信頼を失うきっかけとなってしまった。

 

 

とはいうのものの、日本製はもうすでに

衰えていると思われているのかもしれない。

ソニーやトヨタが世界中に旋風を巻き起こしていた時代が

ピークだったとは言わせたくないが、

同じ土俵に上がってきた国が増え、

日本色が薄まっていることは間違いない。

 

 

こんなこと考えながらも、今もどこかで

日本の技術に確信を持ち取り組んでいる人々は数限りなくいる。

 

打撃となるニュースに気を落とすならば、

素晴らしい日本製品を世界に向けて発信するチャンスかもしれない。

 

 

 

 

日本製をいくつ所持しているのか

イタリアで生活をしていると、

ヨーロッパであっても、中国製が目に付く。

雑貨屋やキッチン用品でも手軽なものはそう。

チェーン展開する服屋や下着やもほとんど。

中国人が営む生活雑貨店が街にいくつもあり、安く品揃えがいい。

日曜も祝日も営業しているので便利なお店という位置づけ。

 

もちろん、イタリア製もある。食べ物やキッチン用品は、

デカデカとイタリア製をアピールして購入意欲を高めている。

ほかにナショナルブランドともなればもちろんイタリアの名が付く。

 

日本製も同じように、上質な商品には刻まれているように感じる。

 

 

では、自分自身いくつもの日本製を持っているのだろうか。

今着ている服を見てみると・・・ 

 

  • 靴:  Converse  アメリカ発祥   イタリア購入  ヴェトナム製
  • デニム: ONLY   デンマーク発祥 イタリア購入  パキスタン製
  • 下着:  UNIQLO    日本発祥   日本購入   中国製
  • キャミ:MAGIC DREAM イタリア発祥 イタリア購入 アルバニア製
  • トップス: grin     日本発祥   日本購入      日本製
  • 鞄:    名前不明   イタリア発祥     イタリア購入 イタリア製

 

良かった。1点あった。お気に入りのドット柄が特徴のトップス。

6点のうち一つ。イタリア製も一つ。こんなもんなのかもしれない。

イタリア人と結婚したからといってお金持ちではないし、

リッチな暮らしをしているわけではない、平凡なのでこんなもんだろう。

 

 

 

イタリアにはない日本製

イタリアで10年ぶりに学業に専念するにあたり、

必ず持って行くもののリストに書き込んだ日本製のものがる。

 

 

中学生の頃からずっと、職場でも使い続けているモノ。

 

 

uni-ball Signo 極細0.38

 

 

三菱鉛筆 ゲルボールペン  ユニボールシグノ 極細0.38mmボール UM-151 黒 24

 

 

クラスメイトのS君が1998年に発売になった、

三菱鉛筆のSigno 極細シリーズ0.38のボールペンを

まるで宣伝マンのごとく饒舌に語った。

書き心地や滑らかな滑り、さらに字が上手くなるという謳い文句まで。

 

これまでのボールが滑って固いインクが出てくるようなものではなく、

液体のインクが今か今かと書かれるのを待っているかのように、

白い紙にツーーーと伸びてゆく。

液体優先のこのペンは、まるで万年筆だった。

 

S君の口上により、何人ものクラスメイトが

「頭が良くなる」かのような錯覚に陥った。

しかし、それはウソではなく、

書き易さから勉強には書かせないアイテムとなり、

ヤル気を持たせてくれたことは間違いない。

賢くなったかどうかは人それぞれだけれど、

ノートを書き取ることが楽しくて仕方がなかった。

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20年経っても

その感動は大人になっても忘れられず、

仕事をしていたときも「0.38」と呼んで、

誰もが私のペンだと分かるほど愛用していた。

キャップ式なので、ノックに比べると一手間あるが、

乾燥を防ぐためだと思えば苦ではない。

 

イタリア語を勉強するにあたり、

ペンを購入するこはもちろん、替芯も揃えた。

そして、日本に頻繁に帰らない今は、替芯の番号を控え、

日本の家族に買ってもらえるようにリストにまでしている。

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イタリアのペン事情

家庭で転がっているもののほとんどは、従来の固いボールペン。

滑りは悪く、ニチャニチャ音がするような粘りがある。

銀行や役所といったほとんどのオフィスでもコレ。

書きやすさ?そんなもの必要ない。“書けりゃいい” 程度。

 

文房具店では、

三菱鉛筆のボールペンを取り扱っていた。

ペンに付いているシールは日本語表記で全く分からないはずだが、

何だか分からないけどこのペンがいいんだ!どうだ!という風に見える。

まだ極細シリーズはないが、世界が認める日本の技術が

ここまで来ていることが分かる。

0.38の魅力をS君のような語り口で伝えると店頭に並ぶ日がくるのか。

まずは試し書きをすすめてみよう。