海外に持っていくべきもの

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LINE乗っ取られ事件 〜3つの原因〜

初めてアカウント

 

イタリアに来た2012年当初、

日本のガラケーを持ってきていた。

iPhoneを買って持って行こうとしたが、

ちょうどiPhone5の発売間近とあって、

イタリアで買うことを勧められ、

フィレンツェのApple Storeで手に入れた。

 

当時、1€=120円くらいだったので

かなりの痛手。けれども欲望は抑えられなかった。

 

 

 

アプリをダウンロードする際、

日本の住所やガラケーの番号を利用してアカウント登録した。

 

LINEも同様に行った。

しばらくするとイタリアでも街角やネット上でLINEの広告を見る機会が増え、普及しているのが目で見えて分かった。

 

 

イタリア限定スタンプ

ある日、不具合によりLINEが動かなくなった。

原因は分からなかったが、繋がっている友だちもまだ少なかったので、

削除して作り直すことにした。

 

 

この時、これまでの日本の番号ではなく、

イタリアの携帯番号で登録した。

 

 

すると、

 

 

イタリア語のスタンプが出てきた!

「Ciao!!」「Buongiorno」「Auguri!」

キャラクターが動作をつけてしゃべっている様子。

 

友だちが持っていなくて、自分だけ使えるイタリアのスタンプ。

優越感に浸り、嬉しくて押しまくった。

フィレンツェの友だちにもイタリアスタンプのために、

アカウントの新規作成を推奨した。

 

 

日本のスタンプは買えない!

イタリアのアカウントを作ったことにより、

日本のスタンプを購入する権利を失った。

 

当時、「LINEスタンプで稼ぐ」と言うブームの中、どんどんと新しいものが生まれ、

企業もキャラクタースタンプを次々と登場させていた。

 

友人は、川平慈英が務める楽天カードマンのスタンプをなにかにつけ送ってきた。

日本の流行が掴めなかった私はスタンプのおもしろをさ全く味わえなかった。

むしろ笑うことさえなく、へぇ〜という感じ。

 

友人たちは、お金を払ってでもスタンプを購入していた。

一方で私は、欲しいスタンプがあっても、

イタリアの携帯に支払い請求が来ると思うと、

怖くて手がつけられず、いつも無料のスタンプを使っていた。

これは現在もそうで、そこにお金をかける理由がまだ見出せない。

 

 

LINEアプリ登録から5年。

2017年10月下旬、LINEからのメッセー

ジに

「他の端末で、LINEへのログインを失敗しました。」

というような連絡がきた。

 

ベッキーの事件以降、LINEを警戒していた。

なので、LINEからのメッセージさえ怪しく思い放置していた。

 

 

 

ここに疑問を持たなかったため事件は起こった。

 

 

その数週間後、LINEから再びメッセージが来た。

「PCでLINEにログインしました。」

 

朝、夫と話している時に受け取ったメッセージ。

ん!?と思って開いてみると、

ほんの数秒いつものLINEを見ることができるが、

すぐに「ご利用できません」という表示に切り替わる。

 

と同時に、友人たちから

「LINE乗っ取られているよ!」と連絡がやってくる。

 

あれよあれよという間に遠のいて行くLINE。

念のためスクリーンショットを撮った。

 

 f:id:cippy:20171120182842p:image

 

そして、ログアウトしてアドレスを入れるも、

「登録されていません」。

 

イタリアの電話番号をいれても同じ画面に。

もう、施し用のない事態にあると納得した。

 

 

 

事件発生後の対処

 

すぐに「LINE 乗っ取られ」と検索。

公式サイトで報告をすぐに行った。

返信は2、3日かかるとのことで、

とりあえず、友人に乗っ取られたことをFacebookで拡散。

 

LINEのグループを持つ友人にも、一挙に広めてもらった。

 

 

驚いた友人たちの反応を見聞きし、胸が苦しくなった。

一番の心配であった両親には、いとこがすぐに連絡してくれていた。

それを知らずに、私は友人に頼んで実家に連絡してもらった。

ホッと一安心したところで、悲しい情報が舞い込んできた。

 

 

 

幼馴染みの気持ち

友人から、幼馴染みのAちゃんがメッセージを信用してしまった。と教えてくれた。彼女とは、LINE以外の連絡手段がない。

Facebookもインスタもしていないので、確認のすべがなかった。

 

乗っ取った犯人とのやりとりで、

すぐにコンビニへ行かされ、お金を下ろし、

金券カードを買わされた。

 

 

いつも方言でやりとりするのに、

なぜ信用したんだろう。

 

 

 

 

人情の熱い彼女は、頼み事には喜んで対応するタイプ。

 いつでも頼ってほしいと思っている心強い親友であるがゆえに

起こってしまった事件だと思う。

 

 

幼馴染は、私を犯人を私だと信じ切った。と言うより、私を疑いたくなかった。

犯人はそこに漬け込んだのだ。

 

結局、幼馴染は警察へ被害届けを出すも犯人を捕まえるのは難しいと言われた。

ネットによると外国人による海外での犯行で日本の警察だけでは立ち向かえないのだろう。

 

悲しさや嬉しさ悔しさ怒りが混ざり複雑な気持ちになる。

 

 

 

事件発生の原因は3つ

LINEの被害報告をした翌日、LINEから報告があり、乗っ取られたことを認めた。

そして、数日後にアカウントを強制的に削除するとのこと。

 

 

 

乗っ取られた原因は、

  1. PCからのログインを許可
  2. 何年も他のサイトと同じパスワード
  3. 簡単なパスワード

         

 この3つが挙げられる。

 

数年前にTwitterを乗っ取られた時、

FacebookやInstagramは変更した。

LINEはあまり気にしていなかった。

 

ベッキーを筆頭に被害が出ていることは分かっていたが、

他人事として思っていた。

 

今は、新規アカウントを作り、

開く度にパスコードを入力。

これで万全かというと不安だが

警戒しつつ前に進むしかない。

 

これを読んだ人には

私の二の舞いになって欲しくない。

 

どうか、お気をつけて。